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健康のために毎日納豆を食べているけれど、付属のタレの糖分や添加物が気になる…そんな悩みはありませんか?
この記事では、納豆のタレの代わりになる健康的な調味料について徹底解説します。
定番の醤油や味噌はもちろん、意外と知られていない白だしやポン酢、さらにはダイエットにも嬉しいオリーブオイルやごま油、塩、ラー油といった調味料の活用法まで幅広くご紹介します。
付属のからしの効果にも触れながら、あなたの健康意識に寄り添う最適な食べ方を見つけましょう。
ポイント
- 付属のタレを使わない方が健康に良い理由
- 納豆のタレの代わりになる定番・変わり種調味料
- ダイエット中でも安心な納豆の食べ方
- 自分好みの無添加タレを作るためのヒント
納豆のタレの代わりで健康を意識する
付属のタレとからしの効果とは

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市販の納豆に付いているタレは、手軽でおいしい反面、その原材料が気になる方も多いのではないでしょうか。
多くのタレは、しょうゆをベースに「ブドウ糖果糖液糖」や砂糖といった糖類で甘みを加え、「調味料(アミノ酸等)」で旨味を補強して作られています。
特にブドウ糖果糖液糖は、血糖値の急激な上昇を招きやすいとも言われており、健康を意識する上では摂取を控えたい成分の一つです。
便利な一方で、知らず知らずのうちに糖分や塩分、食品添加物を摂りすぎてしまう可能性があるのです。
付属のからしの役割
タレと一緒に入っているからしには、味にピリッとしたアクセントを加えるだけでなく、納豆特有の香りを和らげる効果があります。
また、からしの辛味成分であるアリルイソチオシアネートには抗菌作用があることも知られており、品質保持の一助となっています。
ただし、こちらも製品によっては着色料などの添加物が含まれている場合があります。
毎日食べるものだからこそ、タレの原材料にも目を向けて、自分に合った選択をすることが大切です。
健康に配慮したタレ選びのポイント
納豆のタレの代わりを健康面から選ぶなら、「原材料がシンプルであること」が最も重要なポイントになります。
化学調味料や保存料、着色料などが使われていない、無添加の調味料を選ぶことが基本です。
また、減塩を意識している場合は、調味料自体の塩分量もチェックしましょう。
だし(旨味成分)がしっかり効いているものや、お酢や柑橘果汁の酸味、スパイスの香味などを活用すると、少ない塩分でも味の物足りなさを感じにくくなります。
一番手軽なのは、普段使っている醤油や味噌のパッケージ裏にある原材料表示を見てみることです。
大豆、小麦、食塩など、シンプルな材料で作られているものを選ぶだけでも、健康への第一歩になりますよ。
究極的には、醤油やみりん、だしなどを組み合わせてタレを手作りするのが最も安心です。
自分で材料を選べるため、添加物の心配がなく、甘さや塩辛さも好みに合わせて調整できるという大きなメリットがあります。
ダイエット中にもおすすめの食べ方

高タンパクで栄養豊富な納豆は、ダイエットの強い味方です。
しかし、タレに含まれる糖質やカロリーは気になるところ。そこで、タレの代わりを工夫することで、よりダイエット効果を高める食べ方が可能になります。
結論として、カロリーが低く、代謝をサポートする働きが期待できる調味料を選ぶのがおすすめです。
低カロリーなさっぱり系調味料
ポン酢やお酢は、糖質が少なく非常に低カロリーです。
お酢に含まれる酢酸には、脂肪の燃焼をサポートする働きがあるという情報もあります。さっぱりとした味わいで、食欲がない時でも食べやすいのが嬉しいポイントです。
良質なオイルは量に注意
ごま油やオリーブオイルなどの植物性オイルは、脂質の代謝を助けるビタミンが含まれていたり、便通をスムーズにしたりと、ダイエット中に嬉しい効果も期待できます。
ただし、オイル類はカロリーが高いため、小さじ1杯程度を目安に、使いすぎないようにしましょう。
オイル類のカロリーについて
ごま油やオリーブオイルは大さじ1杯(約12g)で100kcalを超えます。
体に良い脂質ですが、ダイエット中は特に使用量に注意が必要です。
また、ネギや大葉、みょうがといった薬味をたっぷり加えるのも効果的です。
食物繊維が豊富で満足感を高めてくれるだけでなく、風味豊かになるので薄味でもおいしくいただけます。
基本の代用品としての醤油の活用法
納豆のタレの代わりとして、最も手軽で基本的な調味料が醤油です。
甘みが加わっていないため、納豆本来の豆の風味や旨味をストレートに味わうことができます。
しかし、一般的な醤油は付属のタレに比べて塩分濃度が高い傾向にあるため、かける量には注意が必要です。
高血圧予防などで減塩を心がけている方は、塩分量をカットした「減塩・低塩醤油」を選ぶと良いでしょう。
かつお節プラスで旨味を補う
醤油だけだと味が単調で物足りない…と感じる場合は、かつお節をひとつまみ加えてみてください。
かつお節に含まれる旨味成分「イノシン酸」が加わることで、少ない醤油の量でも味に深みと奥行きが生まれ、満足感が格段にアップします。
下の表は、一般的なタレと醤油の塩分量を比較したものです。
あくまで目安ですが、参考にしてみてください。
| 種類 | 量(目安) | 食塩相当量(目安) |
|---|---|---|
| 一般的な納豆のタレ | 1袋 (約5g) | 約0.6g~0.8g |
| 濃口醤油 | 小さじ1 (約6g) | 約0.9g |
| 減塩醤油 | 小さじ1 (約6g) | 約0.5g |
※製品によって塩分量は異なります。
正確な数値は、各製品の栄養成分表示をご確認ください。
(参照:ミツカン 金のつぶ(R) パキッ!とたれ(TM) とろっ豆(TM))
発酵食品の味噌で旨味をプラス

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納豆と同じ大豆を原料とする発酵食品である味噌も、タレの代わりとして非常に優秀です。
味噌には、発酵の過程で生まれたアミノ酸などの豊富な旨味成分が含まれており、納豆に深いコクと風味を与えてくれます。
使い方はとても簡単。少量の味噌を、だし汁やみりんで少し溶いて滑らかにし、納豆と混ぜるだけです。
これだけで、付属のタレとは一味違った、滋味深い味わいの「味噌ダレ納豆」が完成します。
納豆汁もおすすめ!
味噌と納豆の組み合わせといえば、山形県の郷土料理などで知られる「納豆汁」も有名です。
普段のお味噌汁の仕上げに、ひきわり納豆を溶き入れるだけで作れます。体の芯から温まり、栄養も満点です。
発酵食品同士の組み合わせは、味の相性が良いだけでなく、腸内環境を整える「腸活」の観点からもおすすめです。
納豆のタレの代わりになる健康調味料
白だしで上品な味わいに仕上げる

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白だしは、かつお節や昆布などのだしをベースにした、色が薄い調味料です。
醤油の風味が主張しすぎず、だしの優しい旨味が前面に出ているのが特徴。
納豆と合わせることで、料亭で出てくるような上品でまろやかな味わいに仕上がります。
付属のタレのような強い甘みがないため、納豆そのものの味を活かしつつ、旨味だけをプラスしたい場合に最適です。
また、色が薄いため、卵かけご飯などに加えても全体の彩りを損なわないというメリットもあります。
多くの白だしは濃縮タイプなので、数滴垂らすだけで味が決まります。
塩分調整がしやすく、コストパフォーマンスも良いので、一本常備しておくと納豆以外にも煮物や和え物など、様々な料理に活用できて便利ですよ。
原材料にアミノ酸や糖類が含まれている製品もあるため、健康を意識する場合は、無添加のものを選ぶとより良いでしょう。
ポン酢でさっぱりといただく方法
さっぱりとした後味を楽しみたいなら、ポン酢が断然おすすめです。
醤油ベースの味に柑橘果汁の爽やかな酸味と香りが加わっており、納豆の風味と驚くほどよく合います。
特に、食欲が落ちやすい暑い季節や、少し重たい食事の付け合わせとして食べる際にぴったりです。
ポン酢の酸味には塩味を強く感じさせる効果があるため、少ない塩分でも満足感を得やすく、自然な減塩に繋がります。
薬味との相性も抜群
ポン酢納豆には、薬味をプラスすることで魅力がさらにアップします。
大根おろしを加えればよりさっぱりと、刻んだ大葉やみょうがを加えれば香りが引き立ち、食感のアクセントにもなります。
市販のポン酢にも糖類が含まれている場合があるため、気になる方は原材料表示をチェックするか、醤油・柑橘果汁・お酢で自作するのも一つの手です。
オリーブオイルで洋風アレンジ

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「納豆にオイル?」と驚かれるかもしれませんが、オリーブオイルは納豆の新しい魅力を引き出してくれる最高のパートナーです。
特に、香り高いエクストラバージンオリーブオイルは、納豆特有の香りをマイルドにし、全体をコク深くクリーミーな味わいにしてくれます。
食べ方は、納豆1パックに対してオリーブオイルを小さじ1杯ほど垂らし、塩をひとつまみ、お好みで粗挽き黒こしょうを振るだけ。
これだけで、いつもの納豆がワインにも合うようなおしゃれな洋風の一品に早変わりします。
栄養面でも嬉しい相乗効果があります。
納豆に豊富に含まれるビタミンKは、油と一緒に摂取することで体に吸収されやすくなる「脂溶性ビタミン」です。
つまり、オリーブオイルをかけるのは、栄養効率の観点からも理にかなった食べ方なのです。
パンやサラダにも!
オリーブオイルと塩で和えた納豆は、トーストに乗せたり、サラダのトッピングにしたりするのもおすすめです。
ぜひ、和食の枠を超えた納豆の可能性を試してみてください。
塩とごま油で風味豊かな味わいに
食欲をそそる香ばしい風味を手軽に加えたいなら、ごま油と塩の組み合わせが最適です。
ごま油の豊かな香りが納豆の旨味と混ざり合い、シンプルながらもやみつきになる美味しさを生み出します。
醤油を使わないことで、まるで香りの良い韓国のりのような風味になり、ご飯がどんどん進みます。
塩の種類にこだわってみるのも面白く、ミネラル豊富な岩塩や、まろやかな味わいの藻塩などを使うと、また違った趣が楽しめます。
ここに、刻みネギやすりおろしニンニクを少量加えると、ビールのおつまみにもぴったりの一品になりますよ。
手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。
前述の通り、ごま油もカロリーは低くありません。
香りが強いので少量でも満足感を得やすいですが、健康のためにもかけすぎには注意しましょう。
ラー油でピリ辛のアクセントを加える

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いつもの納豆の味に少し刺激が欲しいときには、ラー油を垂らしてみるのがおすすめです。
まろやかな納豆の味わいにラー油のピリッとした辛さが加わることで、全体の味が引き締まり、食欲を増進させます。
特に、フライドガーリックやオニオンなどが入った「食べるラー油」を使えば、辛味だけでなく、ザクザクとした食感と香ばしい旨味もプラスされ、一気にご飯のお供としての主役級の存在感を放ちます。
辛さの調整に注意
ラー油は製品によって辛さが大きく異なります。
最初は数滴から試してみて、自分好みの辛さに調整するようにしてください。
醤油やめんつゆを少し加えたり、マヨネーズと混ぜて辛さをマイルドにしたりと、他の調味料との組み合わせでアレンジの幅が広がるのもラー油の魅力です。
納豆のタレの代わりで健康的な食生活を
この記事では、納豆のタレの代わりになる様々な調味料と、その健康的な活用法について解説しました。
最後に、記事全体の要点をまとめます。
まとめ
- 付属のタレには糖分や添加物が含まれることがある
- 健康を意識するなら原材料のシンプルな調味料を選ぶ
- 醤油は手軽だが塩分量に注意が必要
- 味噌や白だしは旨味成分で満足感を高める
- ポン酢やお酢はさっぱり食べたい時におすすめ
- ダイエット中は低カロリーな調味料を活用する
- オリーブオイルは洋風アレンジと栄養吸収率アップに役立つ
- ごま油と塩は香ばしい風味を手軽にプラスできる
- ラー油はピリ辛のアクセントで食欲を増進させる
- 薬味を組み合わせると風味も栄養価も向上する
- 手作りタレなら添加物の心配なく好みの味にできる
- 減塩タイプの調味料を積極的に選ぶ
- ビタミンKは油と一緒に摂ると吸収されやすい
- 発酵食品同士の組み合わせは腸活にも繋がる
- 自分に合った健康的な食べ方を見つけて納豆を楽しもう
今回は、納豆のタレの代わりとして使える、健康を意識した調味料を幅広くご紹介しました。
付属のタレを使わずに、醤油やポン酢、オリーブオイル、ごま油といった身近な調味料を工夫するだけで、塩分や糖分をコントロールしながら納豆の新しい美味しさを引き出せます。
この記事が、あなたの健康的な食生活の一助となれば幸いです。
ぜひ、ご紹介したアイデアを参考に、気分や体調に合わせてあなただけの最高の組み合わせを見つけてみてください。
毎日の納豆タイムが、もっと楽しく健やかなものになることを願っています。